あしながブログ
財産分与
財産分与とは? 財産分与とは、婚姻生活中に夫婦で協力して築き上げた財産を、離婚の際に分配することをいいます。 財産分与には、3つの要素があります。 ①夫婦が婚姻生活により共同して築いた夫婦共同財産の清算の要素 ②離婚によって生活に困窮する他方に対する扶養の要素 ③夫婦の婚姻生活を破綻に導いた他方に対する一方の損害賠償請求の要素 もう少し詳しく説明しま 続きを読む >>
離婚の種類
離婚と一口に言っても、協議で離婚する場合、調停を行う場合など、いくつかの種類があります。 日本における離婚の手続きは、協議→調停→裁判の順序で進んでいきますが、近年では早期から弁護士に相談し、弁護士がサポートに入るケースが非常に増えています。納得のいく離婚をする為にも専門家である弁護士に相談することをお勧めします。 以下、離婚の種類ついてご説明いたします。 概 続きを読む >>
離婚後の面会交流
以前に面会交流の難しさについて、ブログで思うところを書きました。(『面会交流の難しさ』) 離婚後の面会交流がどの程度行われているかというと、離婚に至った経緯により ケースバイケースでしょうが、なかなかうまくいかないことが多いように思います。 昨今、共同親権という言葉をよく聞くことがありますが、欧米諸国では共同親権制度を 採用しており、日本では単独親権制度となっています。 続きを読む >>
面会交流の難しさ
別居中や離婚後に別居親と子どもとの面会交流がなかなかまとまらないことは多くあります。 非監護者との面会交流は、子どもの健全な成長という点から重要なものであると言われ、 家庭裁判所もできるだけ面会はさせる方向で考えています。 子の福祉を最も考慮し、と言われるところですが、子の福祉といっても、その中身がケースごとに 判断していく必要があります。 離婚に至る前の別居状態の夫 続きを読む >>
調停のWeb会議
家庭裁判所の調停でWeb会議が導入されることは以前にも、記事に書きましたが、 実際の運用が始まりつつあります。 地裁では既にWeb会議は導入されているので、感覚はつかめますが、調停委員に 聞いたところ、電話会議よりはやりやすいとは思うと話していました。 DV案件や遠方で出廷はできないケースでは非常に使いやすいシステムだと思います。 ただ、調停委員と直接話をして、言い分 続きを読む >>
外国人技能実習生
先日、当事務所の弁護士が外国人技能実習生の監理責任者等講習を受講しました。 今後、監理団体の外部監査人に就任することが予定されているためです。 技能実習法は、平成29年に施行され、監理団体、実施団体への監督、罰則が強化されています。 在留資格「技能実習」で滞在する外国人は、就労資格の中では一番多くなっています。 その一方で、新法制定後でも、技能実習生に対する給与の未払いや暴 続きを読む >>
離婚の相談
離婚の相談を受けると、これまでも話し合いを尽くして最終の決断を来られる方、まだ悩んでいる途中の方など、 その状況は様々です。 その人の置かれた状況の即して、弁護士としてどのようなアドバイスができるかを考える事になります。 子どものこと、離婚後の生活のことなど、法律的な問題から、生活面でのこと、心理的負担をケアすることなど、 法律のことだけにとどまらないアドバイスができるよう 続きを読む >>
家事調停でのWEB調停導入
家事調停にWEB調停が導入されると報道がありました。 今年度中に東京・大阪・名古屋・福岡の家庭裁判所で試行的に行うそうです。 遅すぎると思いますが、非常に便利になりますね。 地裁では既にWEB会議を導入しており、実際に運用してみて非常に使いやすく、書面の提出なども WEBでできるようになればさらに使いやすい制度になっていくと思います。 家事調停は、電話会議が使いにくく 続きを読む >>
養育費取り決めの公正証書化確認欄の追加について
離婚届の様式を見直し、養育費支払いに関して、公正証書にしたかのチェック欄を追加するとの報道がありました。 チェック欄が追加されたからといって、養育費の支払いが確保されるわけではなく、それほで意味があるとは思えません。 このチェック欄があることによって、養育費を受け取る側が公正証書を意識することができるという意味合い程度しかないのでは ないでしょうか。 養育費不払いの問題は、 続きを読む >>
祖母による監護者指定審判、面会交流審判
孫を監護していた祖母による監護者指定審判申立について、最高裁が認めいないという結論を出しました。 家庭裁判所、高等裁判所は祖母による監護者指定審判申立を認めていましたが、最高裁は覆す結論にしました。 父母以外が審判申立をできるかについては、学説上は認める立場有力で、家裁、高裁ともに監護をしている祖母については結論として 審判申立を認めました。 家庭裁判所の実務では、子どもの 続きを読む >>