あしながブログ
財産分与と債務④
住宅ローンは財産分与でどのように扱われるでしょうか。 住宅ローンが残っている場合に、不動産の価格から住宅ローンを控除した金額がある場合は、 その差額を分与の対象とします。 では、不動産の価格以上に住宅ローンがある場合、オーバーローンの場合はどうでしょうか。 まず、そもそも財産がオーバーローンの不動産だけの場合は、分与すべき財産がないということに なります。そうすると財 続きを読む >>
財産分与と債務③
財産分与で債務を考慮すべき場合はどのような場合でしょうか。 ①住宅ローン 問題になりやすいのは住宅ローンです。 夫婦の資産形成のための債務なので、財産分与において考慮すべきということになります。 リフォームなども含まれるでしょう。 ②投資 不動産投資などは財産を取得するためのものですので考慮してもいいと考えられます。 投資の結果、債務しなかないというのであ 続きを読む >>
財産分与と債務②
①そもそもプラスの財産がない場合 この場合は、精算するプラスの財産がない以上、財産分与はされないという結論になります。 ただし、プラスの財産とマイナスの財産両方がある場合は、プラスの財産を誰がどのように取得 するかというときに考慮することになります。 ②他方当事者の債務を弁済した場合 この場合は、弁済した金額は財産分与の対象になりませんが、プラスの財産がある場合に、夫 続きを読む >>
財産分与と債務
債務は離婚の際にどうなりますかという問題があります。 債務は、債権者との関係では当然その人が負うべき債務です。 しかし、離婚のときに夫婦間で精算すべきかどうかという問題があります。 財産分与は、離婚の際に財産を精算する制度であるとして、債務は財産分与の対象としないという 考え方が一般的です。 逆の立場もありますが、実務上は対象としないとするのが多数です。 として 続きを読む >>
財産分与と税金
財産分与に税金がかかるかと相談を受けることがよくあります。 財産をもらうから贈与税がかかるのではないかという疑問を抱かれているわけです。 結論から言いますと、財産分与に贈与税は課税されません。 財産分与により財産分与義務が消滅することになり、贈与ではないからと言われています。 ただし、過大な財産分与である場合は過大な部分に課税されることがあります。 また、贈与税、相続 続きを読む >>
労働セミナー
11月18日、19日に高槻市、枚方市で問題社員対応の実務についてセミナーを開催いたしまし た。 会社側から問題社員にどのような対応をすべきかについて、いくつかの項目に分けて講義をさせて いただきました。 総論として、問題社員の対応フローの話をし、その上で、遅刻欠勤の多い社員、業務能力に問題が ある社員、秘密保持義務、競業避止義務、メンタルヘルスの問題についての対応方法 続きを読む >>
弾劾証拠
先日、民事訴訟の証人尋問で弾劾証拠を使う機会がありました。 民事訴訟においては、証拠は尋問期日の相当期間前までに提出する必要があります。 通常は、尋問の前の最後の期日までに提出します。 尋問直前に提出すると、場合によっては時機に遅れた攻撃防御方法とされる可能性もあります。 例外として弾劾証拠については、尋問当日や尋問後に提出することができます。 弾劾証拠は、供述の信用 続きを読む >>
調停に代わる審判
調停を続けていっても、双方が合意に至らないと言うことはよくあります。 離婚については、調停の次は裁判ということになりますが、婚姻費用や面会では、調停に代わる審判がされ ることが多くあります。家事事件手続法284条に定めがあります。 正式な審判に移行すると時間もかかりますし、事案によっては、簡易に解決できるため利用されます。 調停に代わる審判には、当事者は異議を申し立てること 続きを読む >>
新しく弁護士が加入いたします
7月1日より、夛田弁護士が加入いたします。 夛田弁護士はこれまで不動産関係、交通事故等、多くの事件を経験し、消費者問題や子どもの問題 などにも積極的に取り組んでいます。 夛田弁護士の加入により、当事務所においても、さらに多くの案件に取り組んでいくことが可能に なります。 皆様方によりよいサービスを提供できるよう取り組んでいきたいと思います。 続きを読む >>
高槻事務所再開
7月1日より、弁護士法人アイリス高槻みらい法律事務所を再開いたします。 高槻市にお住まいの皆様にはご迷惑をおかけしました。 お気軽にご相談下さい。 これからも弁護士法人アイリスをよろしくお願いいたします。 続きを読む >>